まぁ、鑑賞なんですけどね。
先日、近くでピアノコンクールをやってるのを見つけて問い合わせ。何と太っ腹なことに一般公開無料とのこと。素晴らしいじゃないですか。と、いうわけで暇にかこつけてコンクール鑑賞に出かけてきた。本日はその感想。
ピアノリサイタルやオーケストラなどのクラシックコンサートには師匠関係以外ほとんど行ったことが無く、今回はコンクールとはいえ初のピアノ鑑賞。なので当日の寒風に臆することなく意気揚々と会場へ。会場に着くとちょうど子供部門が終了した時間でロビーがざわついていた。中に入ろうとすると先にドアが開き、なんといきなり激涙目の少女(推定小学高学年)に遭遇。少女のすぐ後ろからご両親が「大丈夫大丈夫」と慰めながら通り過ぎる。いきなりのベタなコンクール風景にテンションがあがる。おおお~。
中に入ると鑑賞ベストポジションに審査員席があって、客はその周りにチラホラ。審査員席に座ってやろうかと思うが、部外者なのでさすがに自重。なんてったってコンクールですからね。皆さん色々背負ってるものがありますでしょうしね。もちろん邪魔はしませんよ。とりあえず最後尾の席をゲットしスタンバイオケ。
コンクールの大人部門は想像してたようなピリピリとした感じはなく、鑑賞だけを目的に来た俺にとっては発表会のような空気でリラックスして聴くことができた。ちなみにピアノはスタンウェイ。以下に聴いてて思ったことを適当に羅列。
出てくる人皆ウマイ(当たり前か)。強弱をつけた早弾き演奏も、バッチリ音楽してて素晴らしい。ただ、知ってる曲はほとんどなくて以前某ブログで読んだ、コンクールでは有名曲っていうのは「勝ち負け」を考えると不利だからあまり弾かないという記事を思い出す。なるほど。
背が低い女性のピアニストがいたのだが、客席から見ててもホントに小さい手だったんだけど、演奏は豪快でどびっくり。よく手の大きさがウンヌンっていう話を聞くけど、コンクールレベルでこうやってバリバリ弾いてる人を見ると、まぁ、俺のレベルでは手の大小なんて一生関係の無いことだなと思った。
演奏中のトラブルにも遭遇。会場アナウンスのマイクスイッチが切られていなくて、演奏が始まっているのに、裏方のしゃべり声や雑音が入ってきて空気が凍る。会場内の係りの人が慌てて対応し、事なきを得る。のだめじゃないけど、やはりコンクールには予期せぬアクシデントがつきものなのカッ。しかしその時弾いていたピアニストの方は、アクシデントなどにまったくひるむこともなく堂々と弾ききっていた。
あと、以前このブログのコメントで教えてもらったピアニスト、ヒナステラやニコライカプースチンの曲を弾いてる方がいて非常にラッキー。こういう曲を生で聴けるのはコンクールならではかもしれないなと。いや、有名曲は無いけどその分知らない曲を色々聴けていいっすよ。
ひととおりの演奏を聴き終えて会場を出ると、外の掲示板に人が群がっていた。子供部門の受賞者の名前が貼り出されているようで、皆掲示板を見ながらあれやこれやと話をしていた。悲喜こもごもってやつですかね。そんな中、掲示板の先にあるベンチに、会場に入る前に出会った激涙目の少女が。少女の隣には両親がいて、母親は少女の頭を撫でていた。父親が興奮した様子で「奇跡だよ、奇跡!」と、周りに人がいるのも忘れたような大きな声で叫んでいた。
少女は、ただ静かにうつむいていた。遠目から眺めていただけなのでそれ以上少女の表情はわからなかったが、もう涙は消えているようだった。恐らく何らかの賞を受賞したのだろう。良かったのう少女よ。こういう優劣を付ける場所っていうのは、競争するという意味で良い面悪い面両方あるんだろうけど、彼女達にとっては、とても貴重な時間を過ごしているのではないだろうかと思う。「ああ、オッサンの俺はこういう時間ってホント無いもんな~」と思いつつ帰宅の途についた。
いや、俺も発表会あるんだけどね。音階臨時記号タリ~。ソンナコトイッテハダメデスネ
お会いできてよかったです。あの日はそんなことがあったのか。(何にも知らず・・)
自分の演奏が終わったあと、カプースチンまで聴いて、
みんなで酒盛りに行きました・・。
友人宅到着時に携帯を見たら、大学時代の仲間から
「おい、お前、賞入ってるぞ」と連絡があり、結果を知りました。
結果は私のサイトかブログで(笑)
おお、どもどもです。満足にご挨拶もできませんでしたが、
色々と問い合わせに応じて頂きありがとうございます。
結果の件は、あの日の次の日にはそちらのブログで
拝見しております。激おめでとうございます!