まあ、そうたいしたことをしたわけじゃないんですけどね。
前回発表会の前にリハーサルがありました。本番の2週間ほど前の週末、夕方からの開催だったのですが、俺は曲の完成度が遅いながらも数少ない人前で弾く機会であり、何より本番前の唯一の場なので、時間をやりくりし、その日は朝からみっちり練習してリハに臨んだわけです。
リハ本番は「気合入ってきてるよってところを見せないとな」と思って、本気度バリバリで弾き始めたのですが、
なんかごっつい重かったんですよ、鍵盤が( ̄〇 ̄;)
こ、こんなはずでは(汗)
会場のピアノはYAMAHAのグランドでしたが、いつも弾いてる電子ピアノとの感覚のギャップが想像以上に大きくて、久しぶりに戸惑ってしまいました。
ちなみに俺が弾いた曲は「亜麻色の髪の乙女」だったんですが、この曲は全体を通して見ても弱音で弾く部分がほとんど(楽譜の中は「P」か「PP」ばかり)だったりします。
その弱音を弾くためのタッチが、電子ピアノに慣れてしまっていたおかげでグランドの鍵盤の重さに対し、指の力が弱すぎて音が「かすれて」しまう状態になってしまいました。音にならない......。音がほとんど出ない状況になってしまったのです。
こ、こんなはずでは(滝汗)
焦って少し強めに弾くとやけに大きな音になってしまいさらに焦る。こんな状態なので冷静さを失いミスタッチ。イライラしてきてますます酷い演奏に。というバッドスパイラルでした。 鍵盤の重さが違うことで、いつも弾いてる音量が出せないという状況が今回は非常に顕著で、練習と全然違う感覚がして泣きを見ました。
電子ピアノと生ピアノの鍵盤の重さについての問題は、以前も色々悩んでた時期があって、結論としては過去にもエントリーにしたように「気にしないで弾こう」という答えが出ていたのですが、この状態に不安を感じずにはいられませんでした。 「俺やばい、なんとかせねば!」そういうわけで本番前になって、涙目で慌てて行動開始しました。
実際に何をしたかというと、特に凄いことをしたわけではなく、楽器店の練習室を借りてグランドピアノで弾く練習を何回も行いました。まあ、一言で言うとグランドに少しでも慣れようというわけです。
ほんと誰でもやってそうなありきたりなことなんですが、これが良かったです。具体的な行動としては、時間が空いている日は逃さず練習室に通うようにしました。ただ、そこで練習する時間は長くても1時間まで。だいたいは30分だけ練習する感じでした。
これは費用の問題もあったのですが、練習時間より練習回数を優先したかったわけです。いきなりグランドに触るという状況を増やす。これを目的としました。ちなみに発表会前は、朝と夜の2回、時間を空けてスタジオに入りました。
正直たったこれだけのことだったのですが、かなり効きました。練習室のグランドも期待通りの鍵盤の重さで、回数をこなすことで焦らず冷静に演奏できるようになりました(オッシャー!)。何といってもメンタル面で重い鍵盤に動揺しなくなったのが良かったです。
さて、そういうわけで鍵盤のタッチに関しては、準備万端の状況を整えて本番を迎えました。「2週間前、リハーサルの時の俺とは違うぜ」ってな感じで。
会場では、本番前に試し弾きの時間が1分ほど与えられたので、リラックスして鍵盤の前に座りました。ピアノはスタンウェイのグランド「ここのピアノはどれくらい重いかな?」というくらいの余裕を持って弾いてみました。すると
ごっつ軽かったんですよ! 鍵盤が!!(ノ∀`)アチャー
アレ?こ、こんなはずでは......orz
なんつーかね~、嗚呼、ここ2週間の気合が熱を失っていく。何かやらねばと思っていた気持ちが、まだ人のいない客席に吸い込まれていくのが見える。
発表会とは、諸行無常の響きあり(´・ω・`)ショボーン
というわけで、ええ、弾いた瞬間に脱力してしまいましたよ。俺の努力は何だったのかと。この寂寥感はガリガリ君の当り棒を母親に捨てられたあの夏を思い出させましたよウソですけどね。
しかしそうは言ってもね、無駄になったわけでは無いんですよ。鍵盤が軽いなら軽いで、個人的な感触としては、いつも弾いている電子ピアノの感覚に近いものがあるので、ガッカリはしても動揺するようなことはありませんでした。ええ、これは本当です。
なので最終的に鍵盤のタッチに関しては、電子だから軽いとかグランドだから重いとか、そういうことで気持ちを左右されることなく本番に臨めたと思います。まあ、タッチウンヌン以前のところで緊張しまくってるっていうのがあるんですけどね。
とりあえず鍵盤の重さのについては、この経験のおかげで、神経質になることなく今後は弾いていけそうな気がしています。まあ、タッチを気にするほど繊細なピアノを弾いてるわけじゃないんですけどね。
ちなみに会場のスタンウェイは、鍵盤は軽くても良い音してましたよ。人が弾いてるのを聴いてる限りではなんですけどね。
しかし楽器店のグランドを弾いてると、やっぱ家とは違う感覚が芽生えてきますね。
「ああ、ここはもうちょっとゆっくり弾いたら広がりがあっていいんじゃないか」といった感じで、自分のイメージが刺激されて楽しかったです。やっぱグランドって良いな。と思いました。ただ、普段から楽器店の練習室を使用するには使用料がちょっと高いっすね。
すばらしい、見事な計画!!
何カ所か、練習に使えるスタジオを開発しておくと、
今後いいかもしれませんね。
都内は、スタジオ代高いですよね。
トホホ。
あ、もうひとつ、リンクさせてください。
お願いします。
おお、リンク感謝です!
コチラからも早速リンクさせて頂きます。
よろしくお願いします。
はじめまして。時々、読ませていただいております。
とても、面白く、楽しんで読ませていただいております。
鍵盤の重さは、弾いてみないと解らないですね。
ワタシの実家の、YAMAHAのピアノの鍵盤は重い気がします。
通っている、ピアノ教室のサロンにある、
スタインウェイのグランドピアノは、重く感じます。
今年の8月に、サントリーホールの小ホールで、ピアノを弾く機会がありました。
こちらの、リハーサル室、ホール共に、スタインウェイのグランドピアノでしたが、かなり、鍵盤が軽く感じました。
(今まで生きてきた中で一番弾きやすかった。(笑。))
楽しく読ませてもらっております。
またよろしくお願いいたします。
ものすごくお久しぶりです(覚えていらっしゃるかしら・・。一度コンクールに来ていただいた、ラテン好きのピアニストです)
スタインウェイのグランドは好きなピアノです。
グランドは細かいタッチの違いにも反応してくれるものが多いですが、
エレピやアップライトで苦労すると、指先や音のちょっとした違いにより敏感になったり、イマジネーション力が養えるような・・気がします♪
私も、エレピ、アップライト、スタジオでグランド、という感じですよ♪
なんでもその昔、重い鍵盤で練習すると上達する(星飛雄馬の養成ギブスの論理)という風潮があったらしく、調律師さんがやたらとピアノのタッチを重くしていたらしいです。
しかしさすがは天下のスタインウェイ。
弾きやすいと感じたのは、もちろんスタインウェイが名器なこともあるけど、なにより調律師さんの腕がいいのだと思います。